屯田窯の陶芸家「清水裕幸」公式ブログ

北海道最大の登り窯「屯田窯」の日々と作品を紹介するブログ

Skip to: Content | Sidebar | Footer

いい物を長く大切に

13 2月, 2017 (08:35) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

今日、先日お話ししました私のぐい吞みを9個持ってる方ご本人がご夫婦で来窯されました。

何より嬉しかったのは私の仕事を理解しようとして下さることです。

穴窯の作品などは土づくりから始まり、苦労して一週間も窯を焚いても商品になるのはわずかな一握り

でも、陶芸に携わっていない方にはそんなプロセスも苦労も理解できないというか知る由もない

ことでしょう。

でも、本当に惚れ込んでくださる方はそのプロセスや、ストーリーさらには作者の思いを聞いていろい

ろ推し量ろうとして下さるものです。

まさにそのような方で、結果だけでなくその部分にも感銘を受け気に入ってくださる方でした。

それは先日も伝えましたが、作家冥利に尽きます。

そしてその部分について自信をもって話せるモノづくりをしていて良かったと実感する機会となり、

またいいモノのを作ろうと気持ちを新たにし力を得ます。

この部分に関してはお金の問題ではありません、

そもそももうけを第一に考えるなら、こんな不効率な仕事の仕方などするべきではないでしょう。

そうです、そもそもがもうけを度外視したものでして(汗)(笑)

いずれにしてり私の仕事を理解し、評価してくださる方がいるのは嬉しいことです。

聞けばもともとはお父さんではなく、そもそもは息子さんから始まったらしく、私の物をいろいろ集め

て下さり、たまたまお父さんを陶器店に誘ったのがきっかけでお父さんもはまったみたいです。

昔から少し我慢しても気に入ったものを購入し、長く大切に使う子でと話してくださったのですが、

でもそれはもともとお父さんのポリシーだったのでした。

歩きやすそうな素敵な靴ですねと私が言うと、これはもう30年以上前から履いているとのこと(ビック

リ)

つわものでした。(笑)

お父さんが息子さんに子供頃からそう教えてきたんだそうです。(納得)

お父さん曰く、「本当に気に入ったものは大切に長く使い続ける」名言なり。(同感)

今は消費の時代といわれ、言い換えると使い捨ての時代です。

100円で大方のものが揃う時代です。

こういう価値観は物に対する見方はもとより、人のつながりや扱いも希薄になっているように思いま

す。

その時必要として、そうで無くなれば捨てる。物も人も

まぁこんな言い方は少し語弊があるかもしれませんが、そう感じるこの頃です。

お客さんとはいえ私の理解者としてこれからも是非お付き合いいただきたい方々です。

こうした出会いは大切にしたいものです。

よろしければ、こちらにコメントをお寄せください