おもしろエピソード
売り上げは全体的に低かったみたいで、口々に今回はひどいと作家の皆さんが仰っておられました。
確かにその年によって来場数や売り上げは波があるものです。
それでも必ず新たな出会いがあったりするものです。
今回もうちの北海粉引きを気に入ってくれ、稚内から来られてそのシリーズをいくつも買い求めてくださった方、スーツを着た比較的若い男性が灰釉の土くさい器をいくつか買おうとされるのでとい尋ねると料理人だという人、
(ここからおもしろエピソード)これまた若い男性が一目散にやってきて買い求めようとするから気になって、あなたの様な若者がどうしてうちのような可愛くも洒落てもいない土くさいものを買おうと思うのか尋ねると「ここが一番上手な人だと聞いたから」と…
誰が言っているのか、そんな噂がたっているのか分からないが、想定外のその理由にびっくり(笑)
まぁ悪い気はしないが、購入の理由は様々ということも思い知らされました。どうやら陶芸をかじってるそうです。
また今回もろくろのデモをさせていただきましたが、(今回は四人が行なった)実行委員(陶芸関係者)が「こんなに作れる人はいない」とかいうし、見学していた若い作家が「まるで魔法のようだ、自分もあんな風に作れるようになりたい」とか今回はそんなのが多かった。
ろくろには多少自信はあるけど他者からもそのように評価をいただけることは光栄の至りです。
同時に評価に恥じないものを作っていかねばという責任も感じます。