やわらかいもの硬いもの
というとこれから単に土の状態について語るのかと思われるかもしれませんが、わたしにとってやわらかいものとは土であり、硬いものとはパソコンを始めとする機器のことです。
この両者は陶芸家の私にとっては対照的でして土というのは実に素直に意のままに押せばへこみ、伸び縮みも自由、曲げるのも自在なものです。(これを言うと生徒たちはそれは清水先生だからですよ。私たちには思うようになってはくれないと反撃される)
しかし、パソコンはそういうわけにはいきません。なぜか主導権が使用者にないように感じます。この点で土とは対照的なのです。勿論得意な方にとっては無限の可能性を秘めた宝箱のように感じていることでしょう。私にとってそれは実に土の方なのです。
ここまで来ると何を言いたいか察しが付くかと思いますが、ご想像どうりこれまで人生の大半を土と向き合ってきた陶芸家の私にとっては実に融通性がなく思うようになってくれないパソコンは苦手なのです。
勿論これはあくまでも私の視点であって得意な方にとっては自在に操れるものなのでしょう。そんなこんなで今回のホームページも当然私にはそんな芸当のようなことはできるはずもなく、中学生のころからホームページを作って遊んでいたという友人が影武者となってくれているのです。業者に頼めるほどのゆとりは我が屯田窯には全くありませんのでありがたやありがたや
というわけで完成もスローペースではありますが、着実に進んでおりますのでどうぞ気長にお待ち下さい。