屯田窯の陶芸家「清水裕幸」公式ブログ

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ろくろの作り方二種

20 8月, 2018 (13:21) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

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ろくろで作る場合、大別して二通りあります。

一つは切り下ろしと言われる大きな塊から順番に数個もしくは数十個作っていく方法で

この方法が一般的には多い方法と思います。

もう一つは玉引きと言われるこのように一つの塊から一個のものを作る方法です。

大抵、壷のようなものはこの方法がとられます。

しかし、モノによってはそれほど大きなものでなくても玉引きすることもあります。

ちなみにこれは一個450グラムの塊です。

そして、これはある形のマグカップを作るためにあえて玉引きにします。

今年初めて出した新作のマグです。

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この形は高台がなく、ベタ底(底が平ら)な形状で重量感があり豪快な作りです。

この形は切り下ろしではこの雰囲気のものを作ることが厳しいです。

それで、厳密にはろくろで作るといってもこの二通りのどちらで作るかによって

出来上がりも変わってくるのです。

ですから、もしこの形を見て気に入り真似をして作ってみようと思っても切り下ろし

ではできないと思います。

その形や雰囲気を出すためにどの方法が最も最適かを見極めることも経験値がものをいうことに

なります。

ですので私の作品もそれぞれ作り方は異なります。

あるものはあえて電動ろくろを使わず手回しろくろを使って作ることもあれば

電動でもこういった二通りの方法を取りますし、さらには紐作り、手ひねり、タタラ作り、くり抜き

その他その都度いろいろなバリエーションがあるのです。

言わばその作り方だからこそできる形があるのです。

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