ヘラ目
昨日のブログでヘラ目についてチラッと取り上げましたが、このヘラ目、なかなかくせものでして、最近になってようやく思い通りに入れられるようになってきました。
傷つけるつけるのとは違います。
作りたての柔らかい時にある程度先のあるもので回しながら入れます。
硬くなってからだとまさに傷のようにわざとらしいものになってしまい、一体感がなくなります。
時には失敗し、ダメにしてしまうこともあるのですが、あまりにビビリ過ぎるとためらい傷のように中途半端なものになってしまい、これなら無いほうがましってことになってしまいます。
これを入れることで、全体が程よく歪み、口も丸くなくなり、豪快な作り味が出てきます。
また、焼いた時自然釉が流れたりした際にこのヘラ目に溜まり、景色を作ってくれます。
なので造りの段階から決して二つとない個性を持って生まれるのです。
昨日はぐいのみを作り、今日高台を削りましたがどいつもみんないい顔してます。(笑)
焼き上がりが楽しみです。
それにしても今週末の旭川陶芸フェスの荷造りをそろそろしなければならないなぁ~
このペースだとなかなか作り溜まらないな~(焦)