予想的中
今月からNHKの朝の連ドラで「スカーレット」という信楽焼の女流陶芸家を目指すヒロインの
ドラマがいよいよ始まりました。
それで私としては、このドラマが放映されると講座の生徒が増えることを予想していました。
まだ始まったばかりですがなんと新十津川の伝習館では6人も今月から陶芸講座の生徒が
増えることとなりました。
講座の生徒としては一度にこれほどの人数が増えるのは過去最高だと思います。
ドラマの影響で陶芸ブーム到来で売り上げも伸びることも期待したいところですが
それは無理だろうなー
まーいずれにしても人々の関心が高まることは喜ばしいことです。
確かに趣味としての陶芸は楽しく、実益を兼ねており、奥が深いだけに飽きることもなく
またそれほど費用や体力を必要とするわけではありませんので、長く続けられるという点
で素晴らしい趣味になりえると思います。
ただ、感覚で覚えていかなければなりませんのでかなり難易度が高いのです。
ですから、焦らず気長に続けるのがカギです。
新たに加わる生徒の皆さん頑張ってくださいねー
ところで「スカーレット」という題と陶芸がどう関係するのか疑問に思いません?
これもまた私の予想ですが、スカーレットとはオレンジより赤に近い色を指します。
信楽焼の特徴の一つに緋色があります。
つまり言うなればスカーレットなのです。
恐らくそれにちなんでるのか、そうでないとすると窯の火の色とリンクさせているのでしょう。
最近では電話一本で土を取り寄せ、マイコンの電気窯で焼かれる陶芸が主流ですが、
このドラマを通して本物の焼き物の面白さ、土選びや窯焚きの難しさや苦労そして醍醐味など
こうしたことの理解が深まるなら似た仕事をしている私の仕事の理解につながることを
期待しています。
多分ドラマはまだ始まったばかりなので、この後さらに生徒は増えるんじゃないかなー
※過去にうちで焼いた緋色の作品です。