作り手の弱み
今日は青森からのお客さんがこられました。
結構なコレクターみたいでかなり目の肥えた方でした。でその方が目をつけたのは、非売品に付けていた新十津川の地元土100パーセントの大きめの花生けでした。(ギャラーのトップにラインナップされている正真正銘の北海焼で土はだが、しその葉のような紫っぽい感じのものです)
なぜ非売品かといいますと実は水が漏れるんです。それで売るとなると事情を打ち明けて、二束三文になるかと思うと売りたくなかったのです。
しかしここが作り手の弱み。値切られると意地でも売りたくなくなるし、「気に入った、これ好きだ」と言われるとただでもあげたい気分になってしまう。
さすがにただにはなりませんでしたが、つい破格の値段をつけてしまいました。ちょっと安すぎたかなぁ…と後悔もしましたが、気に入られて嫁に行ったから大切にしてもらっているのではと思います。
これは私だけに限らないと思います。上手な買い方をしようと思うなら「値切るより褒めろ」です!