刺激
読谷のやちむんの里に行きましたが、正直目指しているところが違うので刺激を受けることなどないと思っていましたが、ある作家の窯に行き、ギャラリーを見て自分の中で何かがはじけたような気がしました。
その作品を見ているうちに迫り来る存在感や力を感じたのです。前衛的な作品もあるのですが、単に最近の若い人がするオブジェチックな薄っぺらなものとは違い、パワーを感じました。
これはただものではないと調べたところその人は琉球大学の美術の教授(陶芸)でした。
この方の作品をぱくるというより(この人のものはぱくろうと思ってぱくれるようなものではない)、この先生のような何者にもとらわれない、大きさみたいなものを取り入れたいと言う気持ちになりました。
それはこれまで私がこだわってきた方向と違うのかどうかわからなくなりましたが、でも抑えられない何かが自分の中に芽生えたことは確かです。
実際それがどういう形になるのかはっきりしたものが見えているわけではなく、納得できるものが完成するかはなんともいえません。
勿論これまでのものが全く消失すると言うことではありません。ただ殻をやぶって一回り大きく成長したいとでも言うのでしょうか…
活字に表現することに限界を感じますのでこれくらいにします。もし何か完成したならこれは「夢想シリーズ」とでもしておこうかな…
これで一応沖縄シリーズは完結にしようと思います。