北海道の春の風物詩
十日ほど前から減量のために五キロほどある工房へ自転車で通勤しています。写真の風景は米どころ新十津川の田んぼに水が入り、代掻き作業をしているところです。
車で通るときにも目にはしていましたが、短い距離ですのでその日の仕事について考えているうちに着いてしまいます。でも自転車でとなると強風の向かい風にあおられながら必至でこいで行きますのでいやおうなく周りを見渡すことになります。
ですからこれまで気付いているようでいなかった多くのものを肌で感じております。ここのお宅にはこんな花があるんだ、こんな犬を飼ってたんだといった具合です。あるいは農家は仕事も近くで目の当たりにします。
言わば五感で季節と共に身のまわりの風物を感じられるようになったのは脂肪の除去と共に予想していなかった大きな収穫です。
私の作陶にとってこの自然をデザインした神は何よりの師ですからその意味においてもプラスになることを願っております。