屯田窯の陶芸家「清水裕幸」公式ブログ

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土を寝かせる?

23 12月, 2009 (23:07) | 未分類 | By: hiroyuki

土濾し

今作品を作っている最中なのですが、これまで乾燥でかなり割れてしまうことが多かったのですが、今回はこれまでになく現段階では成功率が高くなりました。

一つは高台を削った後じっくりと乾燥させるためにいったん室に入れてある程度乾燥してから通常の乾燥棚に置くようにしました。

もう一つ今回違った点は土が精製仕立てではなく、一年ほど寝かせているという点です。土の専門業者と違い、私たちのように自分で土をしかも全くの天然土を使えるものとして精製するためには手間ばかりで大して作れるものではありません。

ですからこれまでは土を作ってはその分で作品を作るという感じで、いわば作りたての土で常に造らなければなりませんでした。しかし、元来土は昔から寝かせてつまり熟成させる必要のあるものなのです。土を作ってからある一定期間置くことでバクテリアが繁殖し、土自体に粘りが出て粒子同士の結びつきも強くなるんだと思います。逆に作りたての土はパサついていて粘りがありません。

今回は約一年ほど寝かせてますので粘りもあり、作る時点から違い、とても作りやすく「やっぱり土はこうじゃないと」なんて今更ながらその大切さを痛感いたしました。

昔から「せいてはことを仕損じる」と申しますが、この仕事はまさに慌ててよいことなど何もないように思います。納期があって必要に迫られて作ることが多いので、いた仕方ない部分もありますが、やはり出来るなら時間を気にせずじっくり作りたいものです。

コメント

shiroyuki様からのコメント
投稿時間: 2010-01-03 at 11:05 PM

『寝る子は育つ』と言うけれど
土も寝ると成長するのかぁ~
知らなかったなぁ~(苦笑)
つまり、寝かせると土は増えるんだなぁ~

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