屯田窯名品集
これらはすべて今回の旭川陶芸フェスの際に泊めていただいた友人が購入くださっている品々です。
ここには屯田窯なりの名品があります。
以前のほうが勢いの感じるものを作ってたなぁ~と心底感じました。
ここのご主人とこんな会話をました。
それはわたしの知人で、ある有名な料理人が最近そこそこはやっている某作家のものに魅力を感じないと言っていたことを伝えたところ、自分もそう思ったとのことでした。
理由は格調を感じないとのことでした。
なかなか重い言葉であり、眼前が開けたように感じました。
自分の仕事をちょっと振り返りました。
不景気になってきて、物を作るときに知らず知らずのうちに売れるもの、売りやすいもの、万人受けするもの、そんな思考になってきていたなぁ~と
少し前まではいい物を作りたいという一心で模索していましたが、ちょっとビビッてしまっていたと考えさせられました。
なので最近、穴窯のものを作ろうと思ってもそんな思考が邪魔して何を作ったらいいのかさっぱり浮かびませんでした。
スランプの原因が分かりました。
これまでなら、穴窯を焼くとなると楽しみで、こんなのあんなのと寝ても覚めても際限なく浮かんだものです。
初心に帰って売れるものではなく、本当にいいもの、自分が本当に納得のいくものを造ろうと思いを新たにしました。
これまでを振り返ると自分が本当に自信の持てたものは、やはり認められたり、また結果的に売れたものでした。
これを履き違えると自分を見失い、ひいては作家生命に関わるといっても過言ではありません。
そうです、ぐい飲み一つであっても格調を感じさせるものでなければならないのです。(格調を改めて意味を調べると:芸術作品などから感じ取れる品格や調子)
よ~し清水 裕幸の世界炸裂だぁ~