引き算の美学
???????????????って感じですよね(笑)
何のことかと言いますともの作りについてです。
比較的新しいうちは過飾に走りがちです。
わたしも20代のころには
人目を引く奇抜なこれみよがしなデザインや装飾に凝ったものです。
そして、表面的なものに目を向けていたときには素材にこだわることはほとんどありませんでした。
しかしながら時の経過と共に方向は逆方向になりました。
つまり人目を引く装飾はどんどん取れ、そうなると不思議なことに素材にこだわり始めました。
そして、装飾をなくしていくとごまかしが利かなくなり、本質が問われるようになっていくものです。
時々これまでも取り上げてきたかもしれませんが、その作品に作為が感じられないものが素敵に思えます。
たまたま土の中から発掘されたような、あるいは自然と同化している様なもほど美しく見えるのです。
つまりこれがわたしの持論、引き算の美学です。