屯田窯の陶芸家「清水裕幸」公式ブログ

北海道最大の登り窯「屯田窯」の日々と作品を紹介するブログ

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新たな試み

19 7月, 2011 (18:45) | 未分類 | By: hiroyuki

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ちょっと現代的なものに取り組んでみることにしました。

といっても勿論私の作風に取り入れるということではありません。

教室の生徒たちが単なる上薬のバリエーションだとだんだん飽きてくるようですので、最近流行のものや現代風なものをしてみたいか聞くと是非やりたいとのことですのでそれならということになりました。

最近は化粧と一口に言っても昔のように白一色ではなく、いろいろなカラーバリエーションがあります。

とりあえず茶、空色、黄、グレーがここの施設にありますのでそれらで試してみることにしました。

粉引きの化粧掛けと言うとわたしたちの場合、浸すかせいぜい刷毛で塗るんですが、最近の人たちは凹凸感わ出すためにスポンジなどでポンポント叩くようにしたりします。

これだけでもいつもと違った質感が醸し出されますが、今回は先ず試験ですので色化粧を重ねたりいろいろテストしてみます。

最近の陶芸家は電気窯で焼く人が多いので、こうした色化粧はまさにそのままの色で出てきますから、後はデザイン性だけです。言わばこれらを駆使して色、形を追っていくわけです。

私の様な不確実な仕事と違い一度デザインが決まってしまえばあとは同じものがどんどん安定して焼けます。

さらに、この種の利点は上薬は使わないか大抵は極薄く硬い釉薬が使われますので、その意味でもリスクは低いと言えるでしょう。(釉薬ものなら5度の温度差で釉薬が下がりすぎたり、もっとひどくすると棚板にくっついてしまうなどのリスクがあります)

こういうものをいじりだすとはなっから土と向き合う気構えと言うか陶芸に対する概念が違います。メインはデザイン性です。

ですから、ある種のイメージしたデザインを求めるわけですが、その素材がたまたま土だったという感覚です。(わたしたちは始めに土ありき、この素材の味や可能性はどうすれば引き出せるかと言うことから始まる。そして、この素材からできる形は何かと言うことになりますのでスタートラインから違います)

ですから、最近この種のものを造る作家は何々学校デザイン科卒業なんていう人が多いのがよくわかります。

さぁ、難しい話は別としてあとはいろいろなものを刷り込んだり、引っかいたり、搔き落としたり、サンドペーパーをかけたりこんな方向性になって行きます。

ある意味あたかも土じゃないかのような風合いや質感を出せば出すほどいいんだと思います。

ちなみに今回はたまたまあった丸二陶料の色化粧で試してみます。土は上信楽です。

どんどん焼きあがりもアップしていきますし、できるだけ細かく方法も紹介していきますから関心ある方は試してみてください。

造りのうまい下手は別として電気窯で同じ土、同じメーカーの色化粧を使用すれば恐らくそんなに違いは無いはずですから楽しみにしていてください。

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