新十津川陶土研究会その2
その1で取り上げましたように、今回改めて陶土の採取を思い立ちました。
雪に埋もれてしまう前にと勇んで向かいましたが、まず最初の関門は以前伺った農家の方が
高齢でもはや自分では作れないということで、人に貸しているとのことで土地も土も自分のものだが
貸している手前その人に確認取ってほしいということになり、そのお宅を探して伺うことになりまし
た。
事情を一から説明し、何とかOKをもらい、スコップとバケツを片手に採取をしようと田んぼに入るも
以前のような白い土が見当たらないではありませんか…(汗)
どの田んぼに行っても蕎麦畑に行ってもあの時の白い土はない…
どうしてなんだろう…
歩き回ってあちこち掘るもない、ない、ない
あんきょを入れ替えたって言ってたので、そのせいで土が混じり合ってしまったのかと諦めようと
思うが、最後にもっと掘ってみようと思いダメもとで掘る、掘る、掘る
あった!思わず一人でそう口をついて出ていた。
30センチほど掘ると出てきました。(喜)
これだ、これ、これ
表土の下30センチ下にはこの白い土の層があるようです。
ただどのくらいの層なのかはまだわかりません。
いずれにしても採取できたわけです。
これからいろいろとこの土の可能性について探ってみようと思います。
現在、この研究会の成員は私ともう一人新十津川文化伝習館の生徒さんの田中さんの二人ですが、
どうぞ関心のある方はどうぞご参加ください。
募集中です!
一人より二人、二人より三人の知恵が絞りだされるなら新たな可能性やアイディアが生まれることで
しょう。
ど素人大歓迎!
意外と私なんかはプロゆえに固定概念があるので狭い範囲で考えてしまいそうですが、
何も知らない方々の方が知らないゆえに全く新たな発想が出るかもしれません。
とりあえず乾式と湿式の両方で精製してみようと思います。
結果はまた追ってお知らせいたしますので、楽しみになさってください。