屯田窯の陶芸家「清水裕幸」公式ブログ

北海道最大の登り窯「屯田窯」の日々と作品を紹介するブログ

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昨日の続き

5 3月, 2017 (18:49) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

そういうわけで、そもそもその土地で発達していった焼き物は昨日も申し上げたように

その土だからこそこうなった、それがオリジナリティとなっているのです。

新十津川焼きは推察するところ焼きたいものつまり方向性が固まっていたのではないかと思います。

なので新十津川産の土をすべて使用したわけではなく、岐阜県の土岐などから取り寄せブレンドしてい

たようです。

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どの程度ブレンドしていたのかは測りかねますが、ある程度白いところを見ると少なくとも三割は

そのような内地原料をブレンドしていたのではないかと思われます。

そうすると、もしこれから新十津川産100%で作り上げるなら、本当の意味で新十津川焼きということ

につまり、焼いた場所もさることながら素材も土地のものですから

 

恐らく当時は写真にあるようにどちらかというと呉須で絵付けをする九谷焼きなどのような磁器テイス

トのものを焼きたかったのでしょう。

私はこの素材の持ち味を受け入れそれを優先させたいと思っていますので、ゴールをあらかじめ決めて

それを焼くために一部この素材を使うということは避けたいと思っています。

むしろ昔と同じように素材ありきで、この素材で何ができるのか、その素材をどう使うなら生きるのか

その視点で向き合いたいと思っています。

そうすることが独自性を生むと考えています。

なので本当の意味で「新生新十津川焼き」の誕生です。

これが目標です。

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