登り窯二期工事始まる
ようやくレンガも届き、大口の改修工事が始まりました。
ただ届いたトンバリレンガ(耐火度が比較的高く、収縮率も通常陶芸で使う土よりも小さい土を
機械で押し出して作った大きなレンガ)が、全然乾燥しておらず、かなり生っぽいので
心配ではあるのですが、日程的にもう待てないので作り始めました。
なぜ心配化といいますと、通常の耐火煉瓦は焼いてあるものですから固いものです。
つまりほぼ収縮することはありません。
しかし、このレンガは焼いてませんのでこれから乾燥、また焼成で焼きしまりが生じて
縮みが生じるんです。
そうなると目地がすいて極端な話「すきっ歯」のようになりせっかく組んだレンガが崩れ落ちる
リスクが高くなるんです。
私たちはそれを窯が動くといいますが、生の素材は細工はしやすいという利点があるのですが、
半面、こうしたリスクが生じえるんです。
なので、窯というのは作ったら半永久的なんてもんではなく、まめにメンテナンスして
すいた部分にまた目地を詰めたりして世話が必要なものなんです。
まさに生き物のようです。
今週中には何とか完成したいと思っています。
工程の写真をアップしていきますので楽しみにしていてくださいませ。