穴窯の炉内
これが我が屯田窯の穴窯の炉内です。手前にもう半分くらいのスペースがあるのですが、いずれにしても以外に狭いものです。
しかも、上薬を掛けた物ならくっつかない限りギシギシに詰め込むところなんですが、この場合は言わば隙間だらけにして窯詰めします。
しかも、この小さなそして数えるほどしかものが入らない窯に六日間にわたり、トラック数台の薪を投じてすべて灰に帰するわけですから本当に贅沢極まりない窯焚きと言えます。
しかも、歩留まりが悪く、本当に完成する作品は半分そこそこといっても過言ではありません。
正直な話人件費と薪代、その他もろもろの経費で50万かかるのです。
言い換えると50万円売って始めてそこから儲けに入っていくわけですから妻が反対する気持ちは痛いほどよくわかります(泣)もはや道楽みたいなものですね(苦笑)
いずれにしてもここまでこぎつけたので、後は成功に向けて最善を尽くすしかありません。
週明けからボチボチ慎重に窯詰めに入ります。炊き方もさることながら窯詰めは火の流れを左右しますので、出来不出来を左右することになります。ですから、流れを頭の中でイメージしながら詰めていきます。
地道な作業ながらわたしにとってはとても興奮に満ちた重要な作業です。
shiroyuki様からのコメント
投稿時間: 2010-10-10 at 1:32 AM
くれぐれもご慎重に・・・!