窯出し、食事会終了
昨日で四日間の屯田窯の年中行事が無事終了しました。
お陰さまで料理人姉崎さんの料理での食事会は皆さん大満足しておられました。
屯田窯最後の食事会は姉崎さんに飾っていただけ、光栄でした。
苦労して土から作った器たちも彼に綺麗に料理を盛られ、喜んでいるように見えました。
これまで何度かこの企画に参加していただき、その都度どれもそれはそれでよいものに感じましたが、しかし、今回の器が一番彼の料理がしっくりいっている感じがしました。
お客さんから、また是非来年も呼んでくださいとの声をいただく度に「もうこれが最後なんです」と「え~是非またやってくださいよ~」この会話を何度したことか。
札幌からのお客様も多く、遠くから皆さんお越しくださり本当に感謝です。ありがとうございました。
この窯出し及びアウトレットは今後とも年中行事として続けて行きたいと思っておりますので、今後ともお引き立てのほどよろしくお願い致します。
またいつか器と料理や酒など面白いコラボが実現するかもしれませんので、その際はまたお知らせいたしますので、また是非お越しくださいませ。
それにしても今回つくづく 器は料理を盛られて何ぼ と再認識いたしました。
しばらくぶりに自分の器に料理を盛ってもらいましたが、時としてこういう機会に自分の器の力のなさを痛感することもしばしばです。
今回は初めて納得のいくものだった、力負けしていないように感じました。
北海道の土で作った、枯れた感じの粉引きは形がシンプルでも、北の大地からむしりとって作った野性味が化粧の下からにじみ出ています。
この野生馬の様な土を手馴らすは今後とも苦労が伴いますが、もっともっとその魅力を引き出して世に送り出してやりたいと願って止みせん。
ちょっとまた話がずれてきましたが、要するに今後とも料理の引き立て役としての器を作っていきまーす。