第25回新十津川陶芸まつり無事終了
25回目にして初の試みである室内での開催となりました。
会場のキャパにゆえにいかんせん展示スペースがこんなにも狭く、なんとコンパネ一枚分でした。
いつもの四分の一です。
なので、どうなるかと正直心配しました。
特にうちは他の窯のように小物をこちゃこちゃと並べるような感じとは違い、
見ての通りいつものように見せたいものを置く!みたいな感じなので
とにかく場所がいるのです。
というか細かいものがないのです。(笑)
何はともあれ、与えられたスペースしかありませんので、やるしかありません。
何とかこんな感じで納めました。
普段あまりしませんが、苦肉の策で手前にも置かせてもらいました。
今までと勝手が違うので売り上げにどう影響するのかが心配でしてが
初日は多くの入場者がありましたが、売り上げは正直今一つでした。
これはもしやスペースに比例するのか?とか
うちの場合、やはり狭苦しい展示では不利になってしまうのか?など
色々考えました。
初日がこれなら明日は天気も雨だしもっと客足も遠のき、さらに落ち込むのか(汗)
そんな予想もしました。
まーそんな時もあるさ、なんて覚悟しましたらなんと二日目は初日の倍以上売れまして
結果的に蓋を開けてみるとここに三年では結構いい方だと思います。
また嬉しいことが多々ありました。
去年の秋に登り窯を焚いた時にアップしたと思いますが、これ気に入ってるんですが
今回、お隣の同業者に「めっちゃカッコいいですね」なんて褒められ、そうかと思えば同業者が購入
下さいました。
これは焼物屋冥利に尽きます。
料理人などの玄人に認められるのも大変光栄なことですが、
その仕事に通じた目の肥えた同業者が認めてくれることは
喜びもひとしおです。
言葉だけなら社交辞令ということもあるかもしれませんが、買ってくれるということは
本心なんだと思いますので光栄の至りです。
安くないものですが、結局四つ完売しました。
うちに来てくださるお客様は結局安いから買うという方々ではないのだということを
改めてそう思いました。
また、今回も午前、午後とろくろのパフォーマンスを見せることとなりましたが、
やはり同業者が、「いろんな人の実演を見たけど清水先生はピカ一だ!」
なんて言われ、これもまた単純な私を喜ばせるお言葉でした。
今日はミシュラン二つ星の料理屋 素 の姉崎さんがいきなりぷらっと来てくれました。
今日も稚内から朝六時に出発して来てくださったお客様をはじめ
皆さん、この度もありがとうございました。