屯田窯の陶芸家「清水裕幸」公式ブログ

北海道最大の登り窯「屯田窯」の日々と作品を紹介するブログ

Skip to: Content | Sidebar | Footer

致命的

22 2月, 2020 (21:43) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

なんのこっちゃと思われたかと思います。(笑)

結論から言いますとスカーレットの八さんです。

陶芸を志し、公募展で賞も獲得し、良いスタートを切りました。

しかし、のちに彼は陶芸から離れてしまいました。

陶芸では食べていけなかったからというわけではありません。

彼曰く、陶芸を始めたときのワクワク感がなくなったようです。

一方、喜美子はその同じ回の一シーンでこう言いました。

「なんだか無性に作りたくなってきた」

多くの人は気にも留めないワンシーンだと思います。

でもクリエイターにとってこれは命です。

どんなに才能があっても、どんなに器用でも、どんなに優れたセンスがあっても

トキメキや感動や緊張感がなくなったら生み出すことは無理でしょう。

というか生み出すことが苦痛になっていくでしょう。

もちろんスランプの時があったり、思うようにいかなかったり、たくさんの失敗は

つきものですが、でも逆にこうしたことがあっても意欲が失せないのは

湧き上がるいいものを作りたいという情熱なのです。

その瞬間は賞を取るとか、人がどう評価するかなんてことはそっちのけ(笑)

ただ真摯に純粋にワクワクしながら土と向き合います。

この仕事に入って40年が過ぎましたが、今もなおいい土と向き合う時のトキメキは

失うどころか増しているように思えます。

売れなくても、苦労がつきものでも、失敗のリスクがあったとしても、少なくても

その瞬間は幸福です!

父 清水正省もこの面では晩年になっても作陶意欲は全く衰えませんでした。

それが故に事故で身体的なハンデを負ってしまい、仕事ができなくなって

しまったのは、同じ気持ちを持つ私には痛いほどよくわかるだけに

見ていて辛いものがありました。

なのでこの面で八さんはこの仕事は難しいと思います。

一方、喜美子は意欲と情熱という物を作る人間に絶対なくてはならないものが

あります。

まードラマなんですけどね

ハハハ

よろしければ、こちらにコメントをお寄せください