2011,7,7 窯出し
やはり難しい。
同じ濃度の化粧に同じ濃度の上薬でも下の二つの写真にあるようにこれほどの色の違いが出てしまいます。
勿論この違いは炎を使う窯特有の炎の流れがあり、場所によって還元の掛かり方にむらが出てしまうのです。
下から二番目の写真は同じ段でも手前は白っぽく左側が濃い色になっているのです。同じものとは思えないほどの変化です。
上の二枚の写真はヘタってしまったものです。還元が強く掛かると通常より大きなカロリーが加わるので温度計だけでは測れないものがあるのです。今回の成功率は70パーセント強というところでしょうか。
この不安定さが面白みでもあり悩みの種でもあります。もちろんまだまだ100パーセント納得の行くものになっているわけではありませんので、引き続き完成度や満足度を目指していく所存でおります。
全体的に今回は白っぽいものが多いようです。まぁ夏の器としては涼しげでタイムリーかもしれません。