屯田窯の陶芸家「清水裕幸」公式ブログ

北海道最大の登り窯「屯田窯」の日々と作品を紹介するブログ

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ギャラリー蔵での展示会

27 7月, 2019 (22:28) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

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来月のと再来月つまり8月と9月の二か月間定山渓の ぬくもりの宿 ふる川 さんの

地下1階にある ギャラリー蔵 で絵画との二人展を致します。

ひょんなことからお話を頂き、このような運びとなりました。

最近は外に出ての展示会というと陶芸祭りの土俵ばかりだったので

久しぶりにちゃんとしたギャラリーで展示ができるので、楽しみです。

この温泉宿は実はおもてなし全国一位 みんなで選ぶ満足度ランキング:サービス、おもてなし部門で

一位を獲得した温泉宿なのです。

流石はそんなお宿だけあって、このような高尚な施設まで備わっており客人をもてなして

いるのでしょう。

今月最終日が搬入日となっていますので、展示に行ってきます。

もしこの期間中に定山渓に行く機会があればぜひご観覧ください。

また札幌圏の方であれば日帰り入浴がてらご高覧下さいませ。

普段陶芸祭りに持っていかない作品も展示しますので!

もげてしまう

27 7月, 2019 (22:05) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

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ろくろ初心者の陥る失敗で、しばしばこのように土殺しをしている時に

もげてしまうということがあります。

ワンポイントアドバイスのために理由と対処方法をお伝えいたします。

まず原因としては土殺しをする際に下から芯を取りながら円錐形にしますが、

その際に中心を取ろうとするあまり力が入ってしまい、摩擦抵抗が生じていることに

気づかないことです。

確かにある程度力を必要としますが、しかし力ずくではないのです。

力だけで解決するなら何も苦労入りません(笑)

力をどう効率的に使うか

流れがあるのです。

もちろん迷いなく、かつ流れのように無駄なく体が動くためには熟練を必要とします。

それは無理だとしてもこの問題を解決するための解決策を教えます。

それは、摩擦抵抗が生じないようにする、つまり水を付けて滑りをよくするとです。

下から引き上げる途中でももし抵抗を感じたら水を付けるのです。

慣れないうちは一度付けた水で一気に引き上げることはできないと思いますが

それでいいので途中で一度水を付けてください。

ただ水を付ける際に注意点が一つあります。

それは、手に水を付けてもすぐに落ちてしまうということです。

なので手に付けるというより、土にたっぷり水を付けてやるのです。

土全体に水がいきわたり、常にスベスベの状態つまり抵抗感がなくなって初めて力が土に伝わるように

なるのです。そして、そうしなければ自由に操れないのです。

熟練した技術は何のジャンルでも共通していますが、シンプルです。

そうシンプル。

技術を習得するまでには複雑な工程を体得しなければなりませんが、しかしある域を超えてくると

無駄がどんどん削がれて削がれてシンプルになっていくものです。

何のジャンルでもそうです。

考え方も方向性もそうです。

雑味が削がれていきます。

究極のものは意外に単純なのです。

この仕事に関わって40年になりますが、それが行きついた私の持論となりました。

シンプルイズベストとはよく言ったものです。

論題がずれましたけど、それで解決策としてはよく水を付けながらやることかのです。

常々この大切さについては生徒に教えているのですが、何かに強く意識が働くと他の感覚がおろそかに

なってしまうものです。

ろくろは感覚つまり五感と対話しながらの作業です。

土のぬくもり、肌触りなどの感触を通してきめの細かさ、水分量や柔らかさ、腰の強さ、触れた瞬間に

本当に多くの情報を瞬時に感じ取ります。

視覚で得られるものはごく一部の形状的なものが主な情報です。

なのでさの情報を瞬時に分析し対応するには経験がどうしても必要です。

いきなりは無理ですが、とにかく水をたっぷりつけながら潤っている状態でやることを

意識してください。

初窯 試し焼き

15 7月, 2019 (16:42) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

と言っても陶器の窯ではなく、先日造ったピザ窯の試し焼きでした。

成功したかどうかは写真をご覧ください。

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まずこのように薪を燃やしました。

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燠を作り、窯の内壁をよーく温めて燠を奥に押してこのように置きまして

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チーズも溶け大成功

初めてでしたがうまく焼く自信がありました。

窯を知り尽くした陶芸家なら焼けないわけがない。(笑)

わたしは減量中でケトジェニック中なので食べませんでしたが、

参加者皆さん口をそろえて生地がとってもおいしいと絶賛してましたよ。

知り合いもピザ窯をと食ったもののちゃんと焼けなかったらしいのですが、

どうやらありがちな失敗で炎で焼こうとしたようです。

素人的には炎で焼けると思いがちですが、実は燠が大切なんです。

これは陶器を焼く時も同じで、炎ではなくいかにいい燠を溜めるかがカギを握っています。

もっと言うとそのものを焼くという意識ではなく、窯を焼くという認識を持つことが大切

なのです。

その言わば輻射熱で物は焼けるのです。

ということで生地を持参できたら焼いてあげますよー

鍾乳洞のような雲

29 6月, 2019 (21:26) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

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雲好きの私はよく空を見上げては雲の形を観察します。

なのでいろんな雲を見てきましたが、こんな雲は後にも先にも見たことが

ありません。

何か不気味というか、例えるなら巨大な鍾乳洞とでも言いましょうか。

上からぽよんぽょんと垂れ下がっているのです。

雲っておもしろ~い

実は窯の焚き始めにこのように窯の中で煙が立ち込めて似たような現象になることもある

ものです。

第25回新十津川陶芸まつり無事終了

17 6月, 2019 (00:08) | 屯田窯の日常 | By: hiroyuki

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25回目にして初の試みである室内での開催となりました。

会場のキャパにゆえにいかんせん展示スペースがこんなにも狭く、なんとコンパネ一枚分でした。

いつもの四分の一です。

なので、どうなるかと正直心配しました。

特にうちは他の窯のように小物をこちゃこちゃと並べるような感じとは違い、

見ての通りいつものように見せたいものを置く!みたいな感じなので

とにかく場所がいるのです。

というか細かいものがないのです。(笑)

何はともあれ、与えられたスペースしかありませんので、やるしかありません。

何とかこんな感じで納めました。

普段あまりしませんが、苦肉の策で手前にも置かせてもらいました。

今までと勝手が違うので売り上げにどう影響するのかが心配でしてが

初日は多くの入場者がありましたが、売り上げは正直今一つでした。

これはもしやスペースに比例するのか?とか

うちの場合、やはり狭苦しい展示では不利になってしまうのか?など

色々考えました。

初日がこれなら明日は天気も雨だしもっと客足も遠のき、さらに落ち込むのか(汗)

そんな予想もしました。

まーそんな時もあるさ、なんて覚悟しましたらなんと二日目は初日の倍以上売れまして

結果的に蓋を開けてみるとここに三年では結構いい方だと思います。

また嬉しいことが多々ありました。

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去年の秋に登り窯を焚いた時にアップしたと思いますが、これ気に入ってるんですが

今回、お隣の同業者に「めっちゃカッコいいですね」なんて褒められ、そうかと思えば同業者が購入

下さいました。

これは焼物屋冥利に尽きます。

料理人などの玄人に認められるのも大変光栄なことですが、

その仕事に通じた目の肥えた同業者が認めてくれることは

喜びもひとしおです。

言葉だけなら社交辞令ということもあるかもしれませんが、買ってくれるということは

本心なんだと思いますので光栄の至りです。

安くないものですが、結局四つ完売しました。

うちに来てくださるお客様は結局安いから買うという方々ではないのだということを

改めてそう思いました。

また、今回も午前、午後とろくろのパフォーマンスを見せることとなりましたが、

やはり同業者が、「いろんな人の実演を見たけど清水先生はピカ一だ!」

なんて言われ、これもまた単純な私を喜ばせるお言葉でした。

今日はミシュラン二つ星の料理屋 素 の姉崎さんがいきなりぷらっと来てくれました。

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今日も稚内から朝六時に出発して来てくださったお客様をはじめ

皆さん、この度もありがとうございました。